トンマナとは何?合わせることで「らしさ」が生まれるって本当?

みなさん、こんにちは。
グラフィックデザイナーのトヨトミです。

突然ですが、「トンマナ」という言葉知っていますか?

 

横文字は難しくて分かんないよっていう人、いると思います。

私もそうです。
会社で働いていると上司とか、取引先の人とかよく横文字を使いたがるな~と思います。

アサインやエビデンス、コミット、コンセンサス、ディシジョン、フィックス、ペルソナ、ペンディング、リスケ、ローンチなどなど…。

正直、横文字で言われても意味なんて分かんないよ!
しかも無駄に一行に横文字詰め込めんできた…!

ということが多々あると思います。

 

しかし、「トンマナ」とはデザイナーが最低限覚えておきたい用語です。

そこで今日は、その「トンマナ」についてご紹介します。

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今さら聞けないトンマナとは何?

トンマナとは「トーン&マナー」のことです。

直訳すると「調子と様式」。

広告業界では当たり前のように使われている言葉です。

会社や商品、広告など全てのデザインに一貫性を持たせましょうということです。

同じブランドでポスターとホームページ、広告でデザインが統一されていなかったら、同じブランドと認識してもらえないかもしれません。

ホームページでは赤色を基調としているのに、ポスターでは青を基調に、広告では緑色を基調に。
使用するフォントやテイストもバラバラ。

これでは例え同じブランドでも気づく人は少ないですね…。

そういう意味では、デザインだけではなくブランディングでもトンマナは非常に重要です。

トンマナを合わせることで「らしさ」が生まれる

トンマナを設定することで、制作する側とクライアントのゴールが共有できスムーズに作業を進めることができます。

何かを制作しているときの“あるある”だと思いますが、要望通りにラフや初稿を作成しているのに、あれやこれも要望とは違う修正が入って

 

キーーーーッ!!
最初に言っていること違うじゃん!!
それだとデザインが崩れるんですけど!!
(でも、あまり強く言えない…)

となって、結局まとまりがないデザインになってしまった…

 

ということがゴールを共有することで無駄な作業を減らすことができます。

 

今回は格好いい感じでいきましょう!

といっても人それぞれのイメージは全然違いますよね?

誰かは青っぽい爽やかな格好よさをイメージしていても、別の誰かは無機質な格好よさをイメージしているかもしれません。

トンマナを共有することでデザインに整合性がとれ、その商品に「らしさ」が生まれます。

一流ブランドはトンマナが徹底されている

デザイナーなら誰もが勝手に好きだと判断しますが(私はもちろん大好きです)、Appleの製品って格好いいですよね。

どれもこれもAppleだと分かる広告に製品。

この「どれもこれもApple だと分かる」がトンマナです。
つまりApple「らしさ」ですね。

シンプルで洗練されたデザイン。
どの製品を手に取ってもまさにAppleで、みんなそれに魅力を感じて購入するのです。

ルイヴィトンや、バーバリー、ベンツやBMWも同じです。

ファッションや車などの製品だけでなくアーティストでも同じことが言えます。

今でこそ大規模なグループになりましたが、AKB48は「会いに行けるアイドル」をコンセプトにスタート。

毎日劇場でライブをするし、握手会もするし、総選挙でCDを買った人なら誰でも投票できるシステムもあるし…

昔なら手の届かなかったアイドルが身近なものになりましたね。

さすがにAppleやルイヴィトンなどの企業の徹底したブランディングはとても時間のかかります。

しかし、フォントや色などは合わせることができるので、同企業の複数の制作物を作成しているのであれば、一度見直してみてもいいでしょう。

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トンマナとは何?のまとめ

いかがでしたか?

今回は「トンマナ」についてご紹介しました。

もし、今制作しているデザインがなんだかしっくりこない。
という人はトンマナが守れているかを確認してみてもいいかもしれません。

もしや、トンマナなんて共有されてないなんてことはないですよね?

効果的で効率的なデザインをするために、トンマナを共有することはとても大事なことですよ。
共有することで、そのブランドの「らしさ」が生まれ強みになります。

トンマナを設定してみんなで良いデザインを制作していきましょうね。

それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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