あのお店のロゴ色使いがいいな~とか
この企業のロゴはシンプルで格好いいな~とか
あ、こ、この会社のロゴは…ちょっと微妙かもしれない。
なんて思ったことありますよね?
こんにちは。グラフィックデザイナーのトヨトミです。
ロゴって作るの難しいですよね。
私も時々作るのですが
慣れていない頃は何をどうしたらいいのか
とても困っていました。
そもそも、打ち合わせに行った営業の人からも
「ここのロゴ作って~」
「コーポレートカラーはこの色で」
「あとはいい感じによろしく!」
とそれだけ。
って、あれ?それだけ?
何をしに打ち合わせに行ったんですか?
ロゴってそんな簡単なものでいいの?
む、難しい~~!
ってなっていました。
そこで今回はグラフィックデザイナー歴7年の私が
これまでの経験から学んだロゴの作り方の基本をレクチャーします。
ロゴデザインの作り方の基本3ステップ
デザインしなきゃと考えると難しく思うかも知れませんが、
基本の3ステップを覚えてしまえばあとは簡単です。
①1にヒアリング!2にヒアリング!3も4も5もヒアリング!
ロゴは決して簡単に作っていいものではありません。
ロゴはいわばその会社の顔となるものです。
- 会社名の由来は?
- どのような事業がメインとなっているのか?
- コーポレートカラーはなぜその色なのか?
- 企業理念は?
- なぜロゴを変更しようと思ったのか?
- どんな会社と付き合いがあるのか?
- 5年後、10年後はどうなっていたいか?
- などなど、聞きたいことはもっとあります。
少しでも疑問に思ったことは聞くようにしましょう。
あとで聞こうと思っても時間が取れず聞くことができない場合も多いです。
「いい感じに」
「格好良い感じに」
「かわいい感じに」
このような少ない曖昧な情報では、それなりのロゴしかできません。
なので、とにかくヒアリングが大事なのです。
②コンセプトを決める
ヒアリングがしっかりできたら次はコンセプトを決めましょう。
ヒアリングから得た情報で、その会社らしさであったり
伝えやすい要素やマークであったりを想像しながら考えましょう。
コンセプトがブレるとロゴもブレブレになってしまいます。
制作できたロゴを説明するときにもコンセプトは重要になるので、
その会社の強み、魅力な何かをしっかりと考えましょう。
また、他の同企業との差別化になりそうな要素も、ロゴ作成では重要なポイントとなったりします。
③ロゴをデザインしてみる
ヒアリング、コンセプトが決まったら
ようやくロゴのデザインにとりかかります。
まずは手書きのラフスケッチから始め
落書きのような感じで頭の中に生まれたアイデアを、とにかくたくさん描きます。
そこからコンセプトに合ったベストなものを
いくつか実際にパソコン上で作り上げます。
このときは色やフォントなどで色々なパターンを作っておくといいでしょう。
パターン違いから色々生まれることもあるのです。
また、ただ単にロゴ作った!できた!
ではなく、色々な用途で使われてときも想像するのが大事です。
名刺になったときに細かすぎてつぶれてしまわないかとか、
封筒にしたときに色がくすんでしまわないかとか、
モノクロにしたときに味気なくないか
などなど。
そこからまたベストなロゴへと導くのです。
ロゴデザインの作り方3ステップ まとめ
ロゴはその企業が持つ意味や個性、はたまた戦略メッセージなども反映させた
唯一無二のその会社のオリジナルのロゴになります。
- amazonの場合
有名なamazonのロゴを思い浮かべてみましょう。
amazonの表記の下ににっこりと笑っているように見える矢印があります。
この矢印は1文字目のaから4文字目のzに向かって描かれています。
AからZ。
アルファベットの1文字目のAから最後の文字のZまで。
つまりありとあらゆる商品が揃っていることと同時に
顧客の満足を表す笑顔を意味しています。
なんとなく矢印入れてみたとか
バランスが良かったからaからzに入れてみた
とかではないのです。
なぜaからzなのか、
なぜ矢印なのか、
なぜ笑っているように見えるのか
その「なぜ」に全て理由があるのです。
理由がなくただ格好いいだけのデザインは
廃れていくのも早いだろうな~と個人的に思っています。
ただ格好いいだけのデザインより
「意味のある」格好いいデザインの方がいいに決まっていますよね?
もし、ロゴの依頼があったけどどんなデザインにしようか迷う~
何から始めればいいの〜
という人がいたら参考になれば嬉しいです。
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