会社法違反罪などで起訴されていた日産の元最高責任者カルロス・ゴーン被告が
保釈中にレバノンへ逃亡したことが明らかになり大騒動に。
保釈金として預けた15億円や今後の裁判はどうなるのでしょうか。
また、今回のことで一体誰に責任があるのかを調べていきたいと思います。
目次
カルロス・ゴーンがレバノンへ逃亡!保釈金15億円や裁判はどうなる?
ゴーン被告が逃亡したことがわかったのは2019年12月31日。
弁護人の弘中惇一郎弁護士によると、ゴーン被告が2019年4月に保釈されて以降、
保釈条件で指定された東京都内の住宅周辺を何者かに見張られたり、
外出先まで尾行されたりしていると明らかにし「重大な人権問題」と訴えました。
12月25日には行動を監視していた警備会社を刑事告訴すると表明。
関係者によると、ゴーン被告の行動を監視していたのは日産が依頼した警備会社で
事件関係者に接触し証拠隠蔽などをしないようにするためだったとのことです。
日産側は刑事告訴するとの情報を聞き、29日に行動監視を中止。
ゴーン被告が逃亡するために、住宅を出たのは監視が外れた直後の同日昼ごろだったという。
そしてその日の夜、関西空港からプライベートジェット機でレバノンに向かって飛び立ったとみられています。
保釈金15億円は没収の方向
ゴーン被告が逃亡したことにより気になるのは、保釈金(保証保釈金)がどうなるのか。
保釈金とは被疑者が保釈される際に一時的に国に納めるお金で、
保釈期間が終了し裁判に出頭すれば全額変換されます。
ゴーン被告の保釈金は15億円だそうですが、
保釈にあたって「海外渡航禁止」「携帯電話の使用はインターネットに接続できないものに限る」などの、条件があり
保釈条件に反することになるため没収の方向が濃厚です。
ゴーン被告にとって15億円は大したことのない金額だったのかもしれません。
カルロス・ゴーンのなにがすごいって、大企業的にも間違いなく大金である15億円の保釈金を溝に捨てるが如く無視している所
そら日産でやりたい放題してもケロッとしてますわな— 古典派 (@aar_kotennha) January 1, 2020
ゴーン逃亡で裁判は中止?それとも延期?
ゴーン被告の裁判は側近の元代表取締役グレッグ・ケリー被告、
法人日産の弁護人も参加し2020年4月21日と具体的な日程も決まっていたそうです。
しかし、今回の逃走劇は弁護人にとっても裁判所にとっても予想できない出来事で
裁判がどうなるのかはまだ見通しが立っていない状況です。
ゴーンが逃げた事より、「無実を勝ち取れるのか?」ではなく「公正な裁判は期待できるのか?」と言う質問にそれなりの地位のある弁護士が「期待できない」と言い切ってしまってる現状の方が問題じゃないだろうか。どんなつもりで毎日働いてるんだろうか。
— shoot-arrow (@figure4necklock) January 4, 2020
ゴーン被告「レバノンで裁判を受ける権利」 レバノン法相、身柄引き渡しを否定。・・そうですか。
— 暮らしの知恵 (@yakudatuchie) January 4, 2020
ゴーン逃亡で弁護士や裁判所に責任はある?
今回起きたゴーン被告の逃走劇ですが、弁護士や裁判所に責任はあるのでしょうか。
ネットでの意見をまとめてみました。
日本の司法の終焉。漫画のようなストーリーでゴーンを逃がしてしまった。責任は検察局か裁判所かまたは安部総理か?どんな責任をとるのか? 日本は相当司法の能力が低い。
いまさら右往左往しても始まらない。
外圧に弱い。強者には弱く、弱者には強い。
日本の司法。情けない!ゴーンの弁護士が手助け?— MIKE MATSUI (@matsui_mike) January 4, 2020
ゴーン被告海外逃亡に弁護団は「ただただ驚き」?無責任!
あなた達が逃したのと同罪。
横領の容疑者だよ。裁判で白黒つけろよ。
弘中惇一郎さん裁判所にゴーン被告の責任持つと無理押しして保釈させたじゃないの?
最近の裁判所も間抜けだけど。#tbs #ゴーン #ニュースキャスター— I.S (@sunniestw) January 4, 2020
ゴーン氏の逃亡は、オマヌケな話だとは思うけど、弁護士にも裁判所にも予見はできなかっただろうね。いろんなところに責任云々とか責めてもしょうがないので、とりあえず他国では導入されているだろうGPS足輪とかいれて、申請なく空港行ったり、信号ロストしたら緊急配備かかるようにしたらいいよね。
— regulus@れぐるす (@RegulusTrash) January 4, 2020
レバノンは日本との関係が悪化しても関係ないとか言ってる…のかな…関係ないなんて素っ気ない事を言うなら、レバノンへの無償援助とかそんなのやる必要はないわな。
こんなの、ゴーンの弁護士と裁判所の責任だわ。— 水上 (@mgjdf52spy) January 3, 2020
ゴーン逃亡の問題は、裁判所、司法のミスではなく、単純に法務省担当部署、行政側の失態よるもの。
検察官も司法側ではなく行政側。
被告の管理にも司法府が責任もっていいのなら、裁判官は今後あらゆる件で積極的に介入していいと思う。
なんか、マスコミ各社総じて同じ報道っていうのが気持ち悪い。— shinkannari (@shinkannari) January 3, 2020
証拠隠滅などを理由に保釈に反対してきた検察側は
「いつく逃亡すると思っていた」と本音が漏れたり、
東京地裁は証拠隠滅の恐れを認めながらも「弁護人らの指導監督が徹底している」
として保釈を許可したりなどと報道に関して色々と情報がありますが、
現時点ではどこに責任があるのかは判断が難しい状況です。
ゴーン逃亡でどうなる? まとめ
カルロス・ゴーン氏が逃亡したことにより一体どうなるのかをまとめました。
ゴーン氏の逃亡は国際問題になるため今後は法務当局同士のやりとりになりますが、
レバンの首都ベイルートで1月8日に記者会見を予定しているとのこと。
今後の動きに注目が集まりそうです。
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