コロナウイルスの薬はいつできる?アビガン(富士フィルム)は効果がある?

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、

さらなる感染を食い止めるため治療薬の開発が期待されています。

WHOによると、現段階では新型コロナウイルスと

それが引き起こす肺炎に対して有効性が実証された治療法はまだ存在しないとのこと。

一体、治療薬はいつできるのでしょうか?

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新型コロナウイルスの薬はいつできる?

アメリカの臨床試験登録サイトによると、

現在、新型コロナウイルス(COVID-19)を対象に臨床試験が行われているのは

  • 抗ウイルス薬レムデシビル(米ギリアド・サイエンシズ)
  • 抗HIV薬ロピナビル/リトナビル配合剤(米アッヴィの「カレトラ」)
  • 抗インフルエンザウイルス薬ファビピラビル(富士フイルム富山化学の「アビガン」)

などです。

抗ウイルス薬レムデシビル(米ギリアド・サイエンシズ)

米国立衛生研究所(NIH)は2月25日、抗ウイルス薬である「レムデシビル」の

医師主導治験を始めたと発表しました。

試験は、重症患者400人を対象としたものと、中等症患者600人を対象としたものの2本で、

アジアを中心に診断例が多い世界各国の医療機関が参加しています。

レムデシビルはすでに、中国とアメリカで試験が始まっていて

中国での試験は「2020年4月に結果が得られる予定」だそうです。

治験の結果次第では、世界で初めてCOVID-19の治療薬として承認される可能性があります。

 

なお、レムデシビルはダイヤモンド・プリンセス号で感染した

日本で入院中の米国人14人の重症患者に使用した際、

2週間経っても死者が出ず半分以上が回復したとのことです。

クルーズ船で新型コロナウイルスに感染し日本で入院中の米国人患者への治療として効果を発揮しているとみられることが、米政府派遣の医師の話で分かった。

(引用:https://jp.wsj.com/articles/SB11643074020466914804704586259343943215376)

抗HIV薬ロピナビル/リトナビル配合剤(米アッヴィの「カレトラ」)

ロピナビルはウイルスの増殖を抑えるプロテアーゼ阻害薬です。

配合剤となっているカレトラは、日本では2000年にHIV感染症に対する治療薬として承認されています。

CrinicalTrials.govによると、コロナ患者にロピナビル/リトナビルを投与する

複数の臨床試験が中国で実施中とのことです。

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アビガン(富士フィルム)は新型コロナウイルスに効果がある?

(画像引用元:Twitter)

アビガンは2014年に日本で承認された抗インフルエンザウイルス薬です。

新型インフルエンザが発生した場合にしか使用できないため、

市場には流通していませんが、新型インフルエンザに備えて国が200万人分を備蓄しているそうです、

新型コロナウイルスを引き起こす新型コロナウイルスも

インフルエンザウイルスと同じRNAウイルスであることから、

効果があるのでは?と期待されています。

現時点では、新型コロナウイルスの治療薬としては未承認ですが、

中国で行われている臨床試験では

治療効果の報告がある抗エイズウイルス薬よりも優位だと言われています。

しかし、動物実験で催奇形性が確認されているため、

妊婦や妊娠している可能性がある人には使うことができないとのことです。

コロナウイルの薬はいつできる? まとめ

新型コロナウイルスの薬がいつできるのかについて調べました。

現段階では有効性が立証された治療薬はありませんが、

進められている試験で4月には結果が出るものがあるため、

思ったよりも早く治療薬が出てくるかもしれません。

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